T 診察までに

 
   

(1)電話あるいはご来院による診察の予約(紹介状のある方、
   「通院医療費公費負担」患者票のある方はその旨
   お知らせ下さい)

(2)初診の方(再診の方でも毎月最初の診察時に)は健康保
   険証を持参して下さい。

(3)診察前に簡単な「問診票」にご記入をお願いします。

(4)診察は予約時間通りに始まるよう努力しておりますが
   若干のズレはご容赦下さい。

 

U 初回診察

 
   

(1)初診には30分あまりが必要です。

(2)医師は、主な症状、発症と経過、ストレス因子、既往歴、
   家族歴などをお聞きします。
   これらは精神医学的診断に必要なものですのでできる
   限りご協力下さい。

(3)さらに、当クリニックに何を期待されるかをお尋ねするこ
   とがあります。(相談したいこと、希望する治療方法など)

(4)ご家族の同席については本人の同意があれば認めま
   すが、その他の付き添いの方の同席に
   ついてはご遠慮いただくことがあります。
   また、各種記録媒体による録音、録画については
   ご遠慮下さい。

(5)必要な場合には患者様本人の同意を得た上で
   心理検査を行います。

(6)診察が終了したところで、医師のほうからおおよ
   その診断をお知らせします。

(7)その上でいくつかの治療方法の提案や生活上の助言
   をいたします。

(8)本人あるいはご家族からの質問をお聞きします。

(9)本人の同意が得られれば医師が処方薬剤の説明をし、
   次回来院日を相談して初回診察を終了します。



 

V 診察後

 

(1)受付にて処方箋あるいは処方薬をお渡ししますので同時に会計をお願いします。

(2)また健康保険証をお返しし診察券をお渡しします。診察券の裏面が予約表になっています。
   受付にて予約日時を決めて下さい。


   

T 薬物療法その他の生物学的治療法

 

 (1)抗不安薬 :主として軽度の不安に対して用います。

 (2)抗うつ薬 :うつ病、うつ状態および一部の不安障害に効果があります。

 (3)抗精神病薬:不穏・興奮、幻覚・妄想などに用います。

 (4)睡眠薬  :各種の不眠や睡眠リズム障害に用います。

 (5)投薬だけの診療はご遠慮下さい。

 

U 精神療法とカウンセリング

 

 (1)認知療法、行動療法、精神分析的精神療法、ロジャーズ派カウンセリングなどの方法が利用
    できます。主として臨床心理士が担当します。医師にご相談下さい。

 (2)上記の精神療法のエッセンスや森田療法の心構えなどは医師が直接、診察の中で利用する
    ことがあります。

 (3)医療機関ですのでカウンセリングのみのご利用はできません。医師の診察が必要です。

 

V 生活指導

 

入院、休養、リハビリテーションあるいは学校や家族への対応など、治療のために必要と思われる
さまざまな助言をします。患者様ご本人の意向を組み込みながらこれらを実行して行くことがよりよい効果を生み出します。


   

T うつ病とうつ状態

 

 (1)うつ病は憂うつ感と意欲減退が主症状です。

 (2)抗うつ薬の服用と休養が治療の基本です。早ければ数ヶ月で改善します。

 (3)マイナス思考がぬけない場合は認知療法がお勧めです。

 (4)職場における過重労働や人間関係のストレス、学生の悩みや学業の負担による疲労、
    主婦の方々の育児・家事疲れなどがよく見られる原因です。

 

U 不安障害

 
   

 (1)不安障害にはパニック障害、強迫性障害、社会不安障害(対人恐怖症)、外傷後ストレス障害
    などが含まれます。

 (2)抗不安薬や一部の抗うつ薬が用いられますが悩みや葛藤に応じた精神療法(心理療法)も役に
    立ちます。ときには環境調整が必要です。

 

V 適応障害

 

 (1)学校や職場での悩みがもとで不安や軽い憂うつあるいは自律神経失調症状が生じるものです。

 (2)どのように環境をストレスが少ないものに変えるか、どのように本人の心境が変わるかが
    ポイントです。

 (3)学生の皆さんの「自我同一性拡散」もここに含めてよいかもしれません。

 

W 自律神経失調症と身体表現性障害

 

 (1)動悸、めまい、発汗、熱感、息切れなど不定愁訴、過敏性腸症候群(便秘や下痢を繰り
    返すもの)は自律神経系のアンバランスで生じます。身体疾患でストレス因子の関与が
    大きいものは従来より「心身症」と呼ばれています。心身症一般は内科で治療されるもの
    ですが、自律神経失調症は心理社会的な考え方にもとづいて治療する必要があり、
    当クリニックでも治療しています。

 (2)身体表現性障害とは身体症状を呈する神経症のことで、身体症状が悩みの種ではあるが
    詳しく検査してもそれに相当する異常が見つからないため心因性と見なされる。抗不安薬で
    軽減することが多いものです。悩みや葛藤の解決を目指す精神療法(精神分析的精神療法や
    森田療法)が奏功することがあります。