自閉スペクトラム症(ASD)とは
自閉スペクトラム症(ASD)は、生まれつきの特性により、人とのコミュニケーションの取り方や物事の感じ方、興味や行動のパターンに特徴がみられる状態を指します。「空気を読むのが苦手」「急な予定変更が強い負担になる」「細かいところが気になりやすい」といった困りごとから、日常生活や仕事、人間関係に影響が出ることがあります。
周囲からは「こだわりが強い」「人付き合いが苦手な性格」と理解されてしまうことがありますが、本人が努力しても調整が難しい場合があり、性格の問題ではなく、情報の受け取り方や感覚の感じ方の違いが関係していると考えられています。
大人になってから初めて自分の特性に気づく方も多く、環境の変化や負担の増加がきっかけで困りごとが表面化することがあります。その結果、無理に頑張り続けたことで疲れ果ててしまい、うつ病や不安症、適応障害などのいわゆる「二次障害」が生じることがあり、早めに相談することで悪化を防ぎやすくなります。
周囲からは「こだわりが強い」「人付き合いが苦手な性格」と理解されてしまうことがありますが、本人が努力しても調整が難しい場合があり、性格の問題ではなく、情報の受け取り方や感覚の感じ方の違いが関係していると考えられています。
大人になってから初めて自分の特性に気づく方も多く、環境の変化や負担の増加がきっかけで困りごとが表面化することがあります。その結果、無理に頑張り続けたことで疲れ果ててしまい、うつ病や不安症、適応障害などのいわゆる「二次障害」が生じることがあり、早めに相談することで悪化を防ぎやすくなります。
自閉スペクトラム症(ASD)の症状
精神面の症状
- 相手の気持ちを読み取るのが難しい
- 会話のキャッチボールがかみ合いにくい
- 空気を読むのが苦手
- 同じやり方や決まった順番を好む
- 興味が偏っており、得意不得意の差が大きい
- 予定変更が苦手で、混乱しやすい
- 癇癪を起こしやすい
- 周囲とのズレや生きづらさに悩む
肉体面の症状
- 感覚過敏(音・光・におい・肌触りなど)
- ストレスに伴う頭痛、腹痛、疲労感
- 過集中による疲弊、睡眠リズムの乱れ
自閉スペクトラム症(ASD)の治療方法
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薬物療法
ASD自体に直接作用する薬はありませんが、関連する不安や抑うつ、睡眠の問題などに対して薬が役立つことがあります。当院では生活状況や困りごとの内容を踏まえ、必要に応じて慎重に検討します。
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精神療法・心理療法
診察では、困りごとの背景を整理し、対人関係や生活の中で取り組める工夫を一緒に確認します。支持的精神療法を中心に、安心できる環境で気持ちの整理やストレスへの向き合い方を支援します。
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生活と環境の工夫
生活や仕事の中で困りごとが生じやすい場面を一緒に確認し、環境ややり方を調整することで負担を減らすことができます。予定の見通しを立てやすくする工夫や、休息時間の確保、感覚刺激への対処など、自分に合った方法を見つけていきます。
自閉スペクトラム症(ASD)のよくあるご質問
性格の問題ではないのですか?
性格や努力の問題ではありません。情報の受け取り方や感覚の感じ方の特徴が関係しており、一人で調整することが難しい場合があります。
大人になってから気づくことはありますか?
あります。環境の変化や負担が増えたことをきっかけに困りごとが目立ち、初めて相談に至る方も多くみられます。

