更年期うつ

更年期うつとは

正式診断名ではありませんが、更年期(おおむね45〜55歳)にみられるうつ状態を指して一般に使われています。ホルモンバランスの変化に加え、家庭や仕事での役割の変化、加齢による身体的変化などが複雑に関与し、うつ病が発症することがあります。

更年期うつの症状

精神面の症状

  • 気分が沈み、やる気が出ない
  • 将来への不安が強まる
  • 涙もろくなる、怒りっぽくなる
  • 集中できない、物忘れが増えた気がする
  • 外に出るのが億劫になる

肉体面の症状

  • ホットフラッシュ(突然のほてり・発汗)
  • 不眠(入眠困難、中途覚醒)
  • めまい、頭痛、肩こり
  • 倦怠感、冷え、動悸
  • 月経不順や閉経

更年期うつの治療方法

  • 薬物療法

    薬物療法

    更年期症状に対して婦人科領域ではホルモン補充療法が用いられることがありますが、当院では行っていません。必要に応じて婦人科への受診をご案内することがあります。
    気分の落ち込みや不安が強い場合、抗うつ薬や抗不安薬が役立つことがあり、症状や生活状況を踏まえて慎重に検討します。

  • 精神療法・心理療法

    精神療法・心理療法

    診察では、気分の変化や生活上の負担を整理し、無理のない範囲で取り組める工夫を一緒に確認します。支持的精神療法を中心とし、安心して話せる環境の中でストレスへの向き合い方や気持ちの整理を支援します。

  • 生活と環境の工夫

    生活と環境の工夫

    睡眠や食事、休息など生活の整え方が症状改善に役立つことがあります。家庭や仕事での負担を調整したり、自分に合ったリラックス方法を取り入れることで心身の余裕が生まれやすくなります。一緒に無理なく取り組める方法を確認していきます。

更年期うつのよくあるご質問

更年期だから仕方がないと我慢すべきですか?

我慢せずに相談することが大切です。更年期のうつ状態は治療可能で、早めの対処により生活の質を大きく改善できます。

一時的なもので自然に治りますか?

一時的な場合もありますが、放置すると長期化することもあるため、早期にご相談いただくことをおすすめします。