不安障害・強迫性障害

不安障害はパニック障害、社交不安障害(社会不安障害)、全般性不安障害などといったものに分類されます。
パニック障害は、パニック発作と呼ばれる発作を繰り返し、将来のパニック発作に対して過度に不安(予期不安)が強くなる病気です。パニック発作とは急な恐怖、不安に襲われ、過呼吸、めまい、動悸、発汗といった症状が現れる発作のことで、パニック障害以外の精神疾患でもみられます。パニック発作自体は短時間で治まり、身体的な検査をしても異常を認めません。しかし、パニック発作が落ち着いたあとも予期不安が続き、日常生活に支障を来します。
社交不安障害(社会不安障害)とは、いわゆるあがり症です。会議での発言や人前で何かをすることに強い苦痛と緊張を感じます。
全般性不安障害とは漠然とした不安や心配が長期に渡って続く病気です。
これらの不安障害は薬物療法、認知行動療法などの心理療法を組み合わせて治療をすることが多いです。デイケアや訪問看護などが有効なこともあります。早めにご相談いただければ日常生活への影響が大きくなる前に治療できます。お気軽にご相談ください。

強迫性障害は無意味だと認識している行動をやめられず、頭の中を病的な思考に支配される病気です。よく知られている症状として、「繰り返す手洗いに時間を費やしてしまう」という不潔恐怖・洗浄強迫や、「鍵の閉め忘れを確認しているうちに外出できなくなった」という確認強迫があります。他に、ラッキーナンバーや願掛けなどの縁起にこだわる、出来事を何度も思い出しては頭の中で確認する、など様々なタイプがあります。以前は不安障害のひとつとされていましたが、最近は不安障害とは独立した病気と考えられるようになってきました。
世界保健機関(WHO)は生活上の機能障害を引き起こす10大疾患の一つに挙げています。決して稀な疾患ではなく、人口のおよそ2%以上が罹っているという報告があります。
原因ははっきりと分かっていませんが、どうすれば症状が改善するかはわかってきています。治療は薬物療法と行動療法を組み合わせて行います。お気軽にご相談ください。