自閉スペクトラム症(ASD)

広汎性発達障害、アスペルガー症候群とも呼ばれていました。発達障害のなかのひとつであり、他の発達障害との合併も多くみられます。障害というより特性と捉えたがよいでしょう。特定の分野で高い能力を発揮することがある一方で、人間関係がうまく築けない、集団生活が苦手、会話が噛み合わない、などの生きづらさがあります。うつ病や依存症などの他の精神疾患に罹患する方も少なくありません。適切な心理社会的療法、家族教育、環境調整により、他の精神疾患の合併を抑え、日常生活の困難を少なくすることができます。